チーム一鱚一遊(シロギス)

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チーム一鱚一遊(いっきいちゆう)は、2014年度に発足したシロギス沖釣り専門のサークルです。

 

2024年度の予定

2023.12月17日(第3日) 第1回競技会(金沢漁港・木川丸仕立)
2024. 1月21日(第3日) 第2回競技会(金沢漁港・木川丸仕立)
    2月18
(第3日) 第3回競技会(金沢漁港・木川丸仕立)

    3月17日(第3日) 第4回競技会(金沢漁港・木川丸仕立)
   3月23日(第4土) 第59回つり講習会(明原ふるさとセンター)
    4月21日(第3日) 第5回競技会(金沢漁港・木川丸仕立)
    5月19日(第3日) 第6回競技会(金沢漁港・木川丸仕立)
    6月16日(第3日) 第7回競技会(江戸川放水路・高常遊船仕立)
    7月21日(第3日) 第8回競技会(江戸川放水路・高常遊船仕立)
    ↑ 創立50周年記念シロギスつり大会として開催
    8月   4日第1日)    第9回競技会(江戸川放水路・高常遊船仕立)
※サークル間の行事の調整
  原則として、やまべ釣愛好会→第1日曜日、
ヘラブナ同好会→第2日曜日、
チーム一鱚一遊・ハギFC→第3日曜日
フナ同好会→第4日曜日
※チームタナゴ,オフショアクラブなどいくつかのサークルは,このほかにも釣況を見ながら研究会などを随時企画します。

今後の
2023.12~2024.7 は第3日曜日
2024.8のみ第1日曜日 の予定

5/19 第6回競技会[お知らせ]
期日 5月19日(第3日曜日)
種目 シロギス(沖釣り)
場所 金沢漁港・木川丸仕立
集合 現地船宿6:30頃
参加費 9,700円 (その他交通費等は実費負担)
競技 竿1本、仕掛・エサとも自由。シロギスの総尾数
担当 チーム一鱚一遊(中村公・佐久間・小日向・佐近)
申込締切 5/12(日)まで
申込先 LINEグループ「チーム一鱚一遊」に書き込む
   or  090-5313-1921 佐近津里彦

6/16  第7回競技会[お知らせ]
期日 6月16日(第3日曜日)
種目 シロギス(沖釣り)
場所 江戸川放水路・高常遊船仕立
(市川市高谷3丁目8−5 TEL:047-327-7041/駐車場完備)
集合 現地船宿5:30
  (出船6:30、沖上がり13:30~14:00)
参加費 9,000円 (その他交通費等は実費負担)
競技 竿1本、仕掛・エサとも自由。シロギスの総尾数
担当 チーム一鱚一遊(中村公・佐久間・小日向・佐近)
申込締切 6/9(日)まで
申込先 LINEグループ「チーム一鱚一遊」に書き込む
  or  090-5313-1921 佐近津里彦

7/21 創立50周年記念シロギスつり大会
(チーム一鱚一遊・ 第8回競技会)[お知らせ]
期日 7月21日(第3日曜日)
種目 シロギス(沖釣り)
場所 江戸川放水路・高常遊船
(市川市高谷3丁目8−5 TEL:047-327-7041/駐車場完備)
集合 現地船宿5:30
(出船6:30、沖上がり13:30~14:00)
参加費 9,000円 (その他交通費等は実費負担)
競技 竿1本、仕掛・エサとも自由。シロギスの総尾数
担当 チーム一鱚一遊(中村公・佐久間・小日向・佐近)
申込締切 7/14(日)まで
申込先 LINEグループ「チーム一鱚一遊」に書き込む
  or  090-5313-1921 佐近津里彦

までの結果(2023~2024年度)

4/21 第5回競技会 結果
4月21日(日)、中潮。曇り。金沢漁港・木川丸仕立利用。参加13名。中ノ瀬水深18㍍前後。7:20出船、沖上がり14:00。

順位 氏 名     尾数    (釣座)  (長寸)
1位 中村 公準 73尾   (左⑤番) 20.0㌢
2位 堀江 正徳 62尾   (左①番) 20.0㌢
3位 神野 圭造 56尾   (左④番) 21.0㌢
4位 小日向照夫 54.4尾 (右⑥番) 19.9㌢(HD68尾×0.8)
5位 加藤 雅行 51.3尾 (左⑥番) 18.5㌢(HD57尾×0.9)
6位 尾崎 守男 49尾   (右①番) 19.4㌢
7位 鈴木  勝 47尾   (右⑤番) 19.0㌢
8位 坂井 一彦 46尾   (右④番) 19.5㌢
9位 佐近津里彦 41尾   (左③番) 22.5㌢☆大型賞/+2点
10位 岡村 一幸 39尾   (左②番) 22.0㌢
11位 佐藤  豪 34尾   (右③番) 21.0㌢
12位 松下 秀雄 30尾   (右②番) 21.5㌢
13位 野嶋 正彦 24尾   (右⑦番) 19.0㌢

  【釣座と釣果】
堀 江 62     尾 崎 49
岡 村 39     松 下 30
佐 近 41     佐藤豪 34
神 野 56     坂 井 46
中 村 73     鈴木勝 47
加 藤 57     小日向 68(イ)
                     野 嶋 24(デ)
※(イ):インストラクター (デ):デビュー戦

《対象外》イネゴチ、ショウサイフグ、ムシガレイ、トラギス、ホウボウ、マダイ、☆メゴチ32.0㌢(坂井/更新記録:前記録は30.0㌢/1992.6.28/岩井/伊東)
★ホシザメ47.0㌢(神野/新登録)、☆マエソ47.0㌢(中村/更新記録:前記録は40.0㌢/1998.4.26/富浦/伊東)
《賞品ご寄贈者/順不同・敬称略》ありがとうございました。木川丸

久々の優勝!                      中村 公準
久々に優勝出来ました。
思い返すと昨年の4月に木川丸さんで急遽参加させて頂いた競技会以来ですネ。詳細な様子はKOBIさんのブログを宜しくお願いします。当日の釣座は左トモ2番でした。10時下げ止まりの時間迄に貯金を貯めたいと思っていましたが、皆さんと同様な釣果で後半の上潮での苦戦が予想されました。案の定10時半頃からは魚信も少なく苦戦タイムの到来です。それまでの20/50仕掛けから15/35の短い仕掛に交換して、小さく短い移動距離で細かく刻む様な釣りで積み重ねて行きました。上潮が流れ出し仕掛が張り気味になりましたが、潮は流れていない様で中々食いが上向きませんでした。何度目かの潮回り時の結果はKOBIさん58尾に対し51尾の7尾差です。逆転は厳しそうですが少しでも差を詰められる様に頑張ります。底潮が流れ出して食いが上向き、ペースアップし仕掛も張り過ぎない様に20/50に戻し数を重ねました。ラスト20分位には更に長めの30/70にし、食わせの間を取れる様に対応し沖上がりとなりました。結果は嬉しい逆転優勝となりました。今回は仕掛の使い分けが上手く合った事が良かったと思います。次回もその日の状況に合わせた釣りができる様に練習を重ねて行きます。

シロギスデビューしました       野嶋 正彦
この度HATに入会しました野嶋と申します。柏市広報誌に掲載されたシロギス講習会に釣られての参加です。過日のキス釣りで船釣りデビューしました。
 私はコロナ禍でこの世界に足を踏み入れたビギナーです。山口県で知り合いに誘われたのがお魚さんとの出会いです。彼の地は海に囲まれており、天気が良ければゴルフ場か近所の港で時間を潰す生活でした。
この度、船釣り初挑戦では、佐近さんの道具一式をお借りして、光栄にも小日向師匠に手ほどきを受け、キス達との初対面となりました。キスの美しさに思わず見惚れました。釣果は当然最下位でしたが、暫くして来た、”ブルブルブルブルブル”のアタリに思わず笑顔になりました。忘れられない感触を求めて、今後も皆様の足手纏いにならぬ様に、継続して参りたく、よろしくお願いします。佐近様、小日向様のご配慮に改めて感謝申し上げます。

3/17 第4回競技会 中止
 南岸低気圧の通過で南西の風が10~12㍍と次第に強まる予報のため、残念ながら中止となりました。1月に続いて2度目の中止です。4/21に期待しましょう。

2/18 第3回競技会 結果
2月18日(日)、長潮。晴れ、20℃と、2月とは思えないほどの暑さ。金沢漁港・木川丸仕立利用。参加11名。中ノ瀬水深15~20㍍前後。
7:20出船、沖上がり14:10。

順位  氏 名   尾数   (釣座) (長寸)
1位 小日向照夫 81.6尾 (右⑤番) 19.9㌢(HD102尾×0.8)
2位 加藤 雅行 73尾   (左①番) 20.5㌢
3位 佐近津里彦 68尾   (右④番) 22.0㌢☆
4位 坂井 一彦 68尾   (右①番) 19.5㌢
5位 神野 圭造 64尾  (左⑤番) 19.0㌢
6位 安藤 太一 57尾   (右⑥番) 19.0㌢
7位 岡村 一幸 54.0尾 (左③番) 20.0㌢(HD60尾×0.9)
8位 堀江 正徳 52.8尾 (右②番) 22.0㌢☆(HD66尾×0.8)
9位 鈴木  勝 49尾   (左②番) 20.0㌢ 
10位 尾崎 守男 49尾   (左④番) 18.0㌢
11位 佐藤  豪 47尾   (右③番) 20.0㌢
  ☆大型賞/+2点

 【釣座と釣果】
        坂 井 68
加 藤 73  堀 江 66
鈴木勝 49     佐藤豪 47
岡 村 60     佐 近 68
尾 崎 49     小日向102
神 野 64     安 藤 57

《賞品ご寄贈者/順不同・敬称略》ありがとうございました。木川丸

《優勝者の釣っとひと言》   小日向照夫
 今期第3回のチーム一鱚一遊の競技会でしたが、私としては、第1回は腰痛で当日キャンセル、第2回は悪天候で中止となったので、今期初参加ということになりました。今回はHATオフショアクラブやハギFCで活躍している安藤太一さんが初参加することになって、私がそのインストラクター役を担うことになりました。安藤さんとは今年の総会時にシロギス釣りについて話をする機会があって、併せて一鱚一遊の競技会への参加をお誘いしたのですが、早速応えてもらい、嬉しかったですね。今回、安藤さんには出船前にシロギスの胴突き釣りの基本や餌付け等についてレクチャーさせてもらいましたが、船シロギスは初めてでも釣りの経験は豊富なので、理解も早く、実戦でも上手く釣られていたように感じました。
 さて、今回の参加者・釣り座は左舷前から加藤、シェフ鈴木勝、岡村、尾崎、神野、右舷前から坂井、堀江、佐藤豪、佐近、小日向、安藤の各氏でした。初参加の安藤さんが優先席のトモに座って、その隣がインストラクター役の私、なぜか私の隣に佐近さんが希望して座ったのは、私の釣りを盗み見しようという魂胆だったようです(笑)。中村さんが欠席になったので(スキー?)、天秤は尾崎、坂井の両エキスパートだけで、他のメンバーは胴突きの釣りでした。食いが渋めになる冬場は食い込みを促すイメージで釣ることができる胴突きが優位になることが多いのですが、果たして今回はどうでしょうか・・・。
 釣り場は中ノ瀬の下手エリアで、前日に僚船が好釣果を出したということで期待感がありましたが、その期待に違わず、開始直後から順調にアタリは続いてくれます。安藤さんはスタートから連釣モードに入って、私や佐近さんをリードして、全く遠慮がありません(笑)。私は開始後約1時間でツ抜け、さらに45分後の9時半に20尾とややスローペース。ここで、他のメンバーの様子を見に回りますと、ここまでは北風&上げ潮で船前方が有利な条件のようで、堀江さんが既に30尾超え、加藤さんも25尾を超えているとのこと。鈴木シェフは「目標(ツ抜け)クリア」と言っていますが、これは目標設定が低過ぎます(笑)。佐近さんは胴突きの釣りがフィットせず、苦戦の様子でしたので、いくつかアドバイスさせていただき、それ以降は割りとスムーズな釣りになったようで良かったです。
 中盤以降は下げ潮に変わって、船後方が有利な展開になりました。私はこのアドバンテージが生きて、11時過ぎには50尾をクリアして好調です。両ドモの神野さん、安藤さんも順調ですね。この日は魚影が濃いポイントを流してくれたこともあって、アタリ自体は多かったのですが、魚の食い自体は渋めだったと思います。胴突き仕掛けの上針に掛かってくることもほとんど無かったですし(一荷はゼロ)、食い込みも浅めで、針を飲み込んでいることも少なめでした。そんな状況なので、いつもよりもマイナステンションを多用し、緩めの釣りを心掛けましたが、一方で途中、青イソメを頭付きで使って、掛け損じを多発させたのは反省点ですね。
 12:55に80尾に達して、束超えの可能性が出てきました。残り1時間チョイ、ペース的に束釣りは微妙なところなので、自分でプレッシャーを掛けないよう、数のカウントはストップです。終盤もアタリは順調に出てくれましたが、途中15分くらい、スランプ的に釣れない時間を作ってしまったのは不覚で、束釣りは黄信号?それでも、最終盤にまたぺースアップできたところで、タイムアップ。果たして、束釣りはできたのかな?・・・そして、最終釣果は102尾となって、束釣り達成!(嬉)
 競技結果は私が優勝となりました。2位は後半不利な条件を粘って73尾釣った加藤さん、3位は68尾で佐近さん、4位は同数68尾の坂井さん(天秤でさすがの釣りでした)、5位は64尾で神野さん。安藤さんは57尾釣って見事に6位入賞!次回はさらに上位を狙えると思います。
 船長が良いポイントに当ててくれて、爆レベルの好調な釣りになりました。全般的にもハイレベルの結果になったと思います。ポイントが狭いことで、船をポイントに留めたい操船をしていたこともあってか、船中でオマツリもあったようです。オマツリをしない、させない、回避させるのも釣技のうち。引き続き、皆が協力しあって極力オマツリが少ない船上にしていきましょう。 

《デビュー戦の釣っとひと言》   安藤 太一
 初の船でのキス釣りということでしたが、釣り座はオオドモ。小日向さんの隣でレクチャーいただきながらの釣り、しかも一投目からヒット!だったので、もしかしたら初釣りで上位!と思ったのも束の間、周りは釣れているのに、自分は釣れてない時間帯に突入するなど、しっかりキスの洗礼を受けた気がしています。
 とはいえ、工夫しないと釣れないけど、釣れないわけではない!という状況で自分なりに狙って釣れたときは喜びを感じ、キスの奥深さと楽しさを体感できる釣行でした!
この釣りをもっと楽しみたい!と思ったので、また参加させていただこうと思います!
手厚いサポート含め、ありがとうございました!

1/21 第2回競技会 中止
 南岸低気圧の通過で風雨強まり、残念ながら中止となりました。2/18に期待しましょう。

12/17 2024年度 第1回競技会 結果
12月17日(日)、中潮。晴れ、北西の強風で、ウネリ高い。金沢漁港・木川丸仕立利用。参加9名。中ノ瀬水深18㍍前後。7:20出船、沖上がり14:00。

順位  氏 名   尾数  (釣座)  (長寸)
1位 堀江 正徳 31尾  (左④番) 23.0㌢
2位 岡村 一幸 26尾  (左③番) 21.0㌢
3位 加藤 雅行 24.3尾   (右③番) 20.5㌢(HD27尾×0.9)
4位 尾崎 守男 22尾  (右④番) 21.5㌢
5位 神野 圭造 22尾  (右①番) 21.5㌢
6位 佐近津里彦 21尾  (右②番) 24.0㌢☆大型賞/+2点
7位 中村 公準 21尾  (左②番) 23.0㌢
8位 鈴木  勝 14尾  (右⑤番) 21.0㌢
9位 松下 秀雄 10尾  (左①番) 21.0㌢

   【釣座と釣果】
松 下 10     神 野 22
中 村 21     佐 近 21
岡 村 26     加 藤 27
堀 江 31     尾 崎 22
        鈴木勝 14
(平均釣果…21.6尾/人)
《賞品ご寄贈者/順不同・敬称略》ありがとうございました。
   堀江正徳、中村公準、木川丸

《優勝者の釣っとひと言》   堀江 正徳
 2024年度一鱚一遊の第一回の競技会が金沢漁港木川丸さんで行われました。私堀江は去年のたかつね遊船さんの競技会に戸嶋さんとゲストで参加させて頂きましたが、正会員としては初めてなので緊張します。朝方小日向さんが腰痛で参加できないと聞き、胴付き釣りの奥義を伺おうと思ってましたのでとても残念。さて釣座のくじ引きでは初参加なのに左トモ席が当たりとてもラッキーとウキウキでした。
 この日は前日からの風が残り、出船時間でも10㍍ほどの風が吹いていました。ただ南ではなく西風だったので、港を出てからも思ったよりスムーズに釣り場に着きました。
 釣り場は中ノ瀬の南方面の定番ポイントです。若干ドブドブしますが普通に釣りはできる感じ。とりあえず仕掛けを安定させること、微細なアタリを感知できる状況ではないので天秤を使用してなるべく仕掛けを這わせる作戦、シケで船の上下動があるので誘ってからは仕掛けが動かない程度にステイし、それからゆっくり聞き上げアタリを取る、これの繰り返し。誘いは魚が素直に反応したのでシェイク等大きく誘ってみました。西風と上げ潮が相まってトモ方向に船が流れます。ポツンポツンとシロギスの型も出てきました。たまに大きいアタリと引きでホウボウも現れます。パックンチョなどの外道はなく、魚の活性自体は悪くないようでした。
 8時・9時台はこんな感じで、1日なんとか行けるかな、と思ったら大間違いでした。9時半位に全く船が流れなくなり、この後ブイ1つ分位を北上して再開するも魚の活性は悪く、少しずつ風も収まってきたので仕掛けを胴突に変更、これで細かい微妙なアタリでも取れればと期待しましたが、あまり食い変わらず。まだ使い慣れた仕掛けの方がと天秤に戻す始末。一旦食いが悪くなるとなにをやっても全く食いが立たなくなるのがこれからの落ちのシロギスです。船の方もさらに北上して新しいポイントに入れてくれるのですが一向に食い立たず。
 10時過ぎになると下げ潮も効いてきて、今度は西向きでミヨシ潮先の左ヨコタでけっこう速めに流れ始めます。ところがシロギスの方はダメでホウボウ、イシモチ、サメ、パックンチョと外道大集合。船は流れるのですが、どうも底潮はそうでもないようです。この日は低気圧と寒波の影響もあって、かなり風が複雑で神奈川県側は西風、千葉県側は北東風と風がバラバラ。北東風と下げ潮で上っ面の潮だけ速いみたいな現象が起きているようです。また風も安定してないようで実釣中も船がクルクル周りマメに入れ替えないとオマツリ多発しそうでした。
 さて船の方は中ノ瀬の中央部辺りまで北上しましたがぱっとせず、12時過ぎには朝方やった南の定番ポイントに戻って来ました。ここで筋を変えて丹念に流しますが状況変わらず。シロギスの活性が低すぎて船の移動速度に追いついてないような印象を受けました。やはり前日から朝方迄の大風の影響もあったのでしょう。
 そして14:00競技終了。この日自分のイメージで釣れたのは始めの2時間だけでした。ラスト1時間は手も足も出ずでした。その釣れない最中でも隣りの岡村さんが船の流れのままに仕掛けを操作しポツリポツリと釣られてたのが印象に残りました。
 結論としては朝方の活性が良かった時によく誘い、手返し速くいかに取れるか。活性の低い時間帯はマメに仕掛けを入れ替え、誘ってから食わせの間を長めに取る。これらを飽きずに行うという感じでした。仕掛けは1日ほぼ天秤、50-30の振分け仕掛け、夢の天秤使用。最近はほぼこれで事足りてます。当日はシケで皆さんお疲れ様でした。

 8/6 第9回競技会 結果
8月6日(日)、江戸川放水路・高常遊船仕立・利用。参加12名(内ゲスト2名)。晴れ、時々雨、暑い。富津沖8~12㍍、満潮7:33(中潮)、富津沖8~12㍍前後。出船6:30、実釣7:40~13:40。

順位 氏 名     尾数  (釣座)  (長寸)
1位 戸嶋 浩明(G)  111尾  (右③番) 22.0㌢
2位 小日向照夫  110尾  (左⑤番) 22.3㌢☆大型賞/+2点
3位 佐近津里彦   90尾  (左②番) 22.0㌢
4位 中村 公準   82尾  (左⑥番) 21.0㌢
5位 岡村 一幸   81尾  (右①番) 20.0㌢
6位 鈴木  勝   80尾  (右⑤番) 21.0㌢
7位 堀江 正徳(G)   80尾  (左④番) 21.0㌢
8位 尾崎 守男   72尾  (左①番) 19.0㌢
9位 神野 圭造   63.9尾(右⑥番) 22.0㌢(HD 71尾×0.9)
10位 佐藤  豪   45尾  (左③番) 21.0㌢
11位 加藤 雅行   40.8尾(右②番) 21.6㌢(HD 51尾×0.8)
12位 松下 秀雄   29尾  (右④番) 21.0㌢
 ※(G):ゲスト参加
 ※堀江さんと鈴木勝さんは同尾数・同長寸のため、敬老ルールにより鈴木勝さんが上位
  【釣座と釣果】
尾 崎 72    岡 村 81
佐 近 90    加 藤 51
佐 藤 45    戸 嶋111
堀 江 80    松 下 29
小日向110    鈴木勝 80
中 村 82    神 野 71
《賞品ご寄贈者/順不同・敬称略》 ありがとうございました。戸嶋 浩明

《神様に1尾差まで肉薄》
 いよいよ、2023年最後の競技会となりました。船宿は江戸川放水路の高常遊船です。その最終戦は豪華ゲストお二人を迎えての開催。お一人は“葛西橋荒川屋の竿頭の常連”堀江さん。私のブログでゲスト参加を募ったところ、それに応えていただきました。もうお一人は“シロギス釣りの神様”戸嶋さん。長年、船のシロギス釣りを牽引するカリスマ的存在です。戸嶋さんとは20年来のお付き合いがあって、私がシロギス釣りを本格的に始めた当時、いろいろとご指南を頂きました。
 参加者はゲストを含めて12名で、釣り座は左舷前から尾崎、佐近、佐藤、堀江、小日向、中村、右舷前から岡村、加藤、戸嶋、松下、鈴木、神野の各氏となりました。戸嶋さん、堀江さんはどちらも天秤での釣りで、船中でも胴突きでスタートしたのは加藤さんと私だけのようです。注目は今期ブレイクした加藤さんが戸嶋さんの隣でどこまで迫れるか、それと、奇しくも隣同士となった“シェフ”鈴木さんと松下さんのライバル対決でしょうか。個人的には、中村さん、堀江さんという天秤の名手に挟まれて、私の胴突きの釣りがどんな結果を出せるかが楽しみでもあり、不安でもありました。
 7:35に富津沖の8㍍ダチで競技開始。開始直後はアタリは少なめでしたが、しばらくすると順調にアタリが出始めました。浅場なのでキャストして釣っていますが、潮がやや澄み気味ということもあってか、仕掛けが船の近くに戻ってくるとアタリが出難くなってしまうので、早めにキャストを繰り返しています。左舷はラインが払い出されるので、仕掛けを船から離れたところにキープしやすくて、釣りやすい感触はありました。胴突きの感触も良好で、両隣の中村さん、堀江さんよりも良いペースで釣れているので、胴突き優位の状況かもしれません。
 釣りの方は順調でしたが、朝方からスコールのような急な雨が降ったのには参りました。実釣の最中に都合3回の降雨があって、その都度、雨合羽を着込むのは面倒でしたね。メンバーの中には雨具を持参しなかった者もいたようで、びしょ濡れになりながらの釣りで大変だったと思います。
 10時過ぎには50尾まで釣ったので、メンバーの状況を確認するために船中を回ってみますと、30尾台が多数で、戸嶋さんは50尾手前の途中経過だとか。予想外に加藤さんが苦戦気味なのは隣の戸嶋さんに圧倒されているのか、それとも状況に合わせきれていないのでしょうか。ここまで、私がトップということは胴突きも有効ということでしょうし、釣りやすい左舷(=釣れるということではありません)のアドバンテージも活かせているのでしょう。
 その後も順調にアタリが続きましたが、昼近くになって、11㍍ダチのやや深場に移動してから、状況が一変。中村さんや堀江さんがほぼ入れ食いの釣りをする中、私はその半分以下くらいしか釣れずに劣勢の展開になってしまいました。しばらくは胴突きで粘っていましたが、天秤優位の状況に耐えきれず、天秤仕掛け(50×20㌢の振り分け)に変更します。すると、両隣の名手には及ばないものの、何とかペースアップできて、ホッと一息。理由は分かりませんが、ここは「天秤>胴突き」でした。
 12:45頃に再び浅場に戻りましたが、ここまで、戸嶋さんが98尾、私が91尾ということで、私が深場でモガいている間に逆転されちゃいましたね。浅場でも引き続き天秤で釣りましたが、好調に釣れて、13時過ぎに束釣りを達成。さらに胴突きに戻しても順調に釣果を増やせたところで、13:40に競技終了となりました。
 競技結果は、戸嶋さんが流石の実力を見せてくれて、111尾の釣果で優勝。私が110尾で2位となりましたが、終盤に戸嶋さんに肉迫していたとは思いもよらなかったです。神様に1尾差なんて、心憎いでしょ(笑)。怪我を押して参加された佐近さんが90尾釣って3位に入ったのは見事でしたね。当人は痛みがあって大きな動きができなかったことが幸いしたと言っていましたが、良いリハビリになったことを願っています。中村さんと堀江さんが共に80尾台の釣果だったのはちょっと不満な結果でしょう。加藤さんも意外なくらいの不釣でしたね。一方、躍進したのは80尾釣られた“シェフ”鈴木さん。スムーズにキャストの飛距離が出るようになってから、釣果も急上昇していますので、来期も上位争いの常連になるのではないでしょうか。松下さん、シロギス釣りはキャストでっせ(笑)。
 さて、来期は今年12月にスタートすることになると思います。今回、ゲスト参加してくれた堀江さんもHATの新メンバーとしてレギュラー参加してくれることになりましたので、楽しみ(脅威?)です。戸嶋さんには競技終了後に講評も頂いて、皆、参考になったと思います。是非またゲスト参加してもらいましょう。
 皆様、今期はお疲れさまでした。また来期も一鱚一遊しましょう! (t.kobinata)


7/16 第8回競技会 結果
7月16日(日)、江戸川放水路・高常遊船仕立・利用。参加10名。南西の風12㍍→8㍍、やや澄み→薄濁り
干潮10:01(大潮)、富津沖8㍍前後。出船7:15、実釣7:40~13:40。赤クラゲ少々、ミズクラゲ多め
順位  氏 名     尾数  (釣座)
1位 加藤 雅行  46  尾  (右⑤番)
2位 神野 圭造  45.9尾  (右①番) (HD 51尾×0.9)
3位 中村 公準  43  尾  (右②番)
4位 尾崎 守男  42  尾  (右④番)
5位 小日向照夫  38.4尾  (左⑤番) (HD48尾×0.8)
6位 岡村 一幸  38  尾  (左②番)
7位 佐藤  豪  35  尾  (左③番)
8位 坂井 一彦     30  尾  (左④番)
9位 佐久間資夫  28  尾  (左①番)
10位 鈴木  勝     22  尾  (右③番)
  ☆大型賞/+2点 24.5㌢:佐久間資夫

      【釣座と釣果】
佐久間 28     神 野 51
岡 村 38     中 村 43
佐 藤 35     鈴木勝 22
坂 井 30     尾 崎 42
小日向 48     加 藤 46

《アオイソメの工夫》 神野 圭造
私のアオイソメの使い方の変化について書きます。今まで私はアオイソメの頭をカットして使っていました。
【理由】
・針に付けやすい
・尾はクネクネしてアピール度高
・頭部より尾側の方が細くシロギスが吸い込みやすい、つまり食いがいい
 ところが長崎屋の船長のYouTubeを見て少し考え方が変わってきました!
エサのアピールはアオイソメ自体が生きてクネクネ動くから釣れると思っていた。ところが長崎屋の船長の説明ではアオイソメがベロベロでも食ってくると話していた。ベロベロということは、このアオイソメは生きていないことになる(*_*)
生きていないエサで、なぜ釣れる?
もし釣れても生きていた方がもっと釣れるのではと思っていた。頭付きを実際に試してみました!確かに釣れる、だけど今の時期はシロギスの活性が高いためとも思える。前回の6/18の時、中村さんに聞いたら頭有り無しで、あまり釣果に差がないと言ってました❗
【頭付きの利点 】
・頭は固く簡単には食いちぎられない。
・繰り返し使える。・ベロベロになっても使える。
・エサの長さは4㌢程度
・繰り返し使えるのでエサ交換の手間が減る❗
船宿によってはエサの生きが悪く(保存の方法?)尾の部分を使おうとするとブツブツ切れてしまう(>_<)
アオイソメの太さは中または細いのがいいらしい?どこまでの太さならいいのかは、まだ分かりません。飲み込まれた時、針外しを使うが、針外しにエサが付いてきてしまう、この辺が課題かな?
以上、長々と書いてしまいました。 来月は盤洲の浅場でやるのかな?入れ食いを期待し、また頭付きでやろうかな⁉️

6/18 第7回競技会 結果
6月18日(日)、大潮。江戸川放水路・高常遊船仕立・利用。参加10名。横富津沖水深11㍍前後。
6:15出船、沖上がり13:40。

順位  氏 名     尾数  (釣座)
1位 小日向照夫 101.7尾 (左①番) (HD113尾×0.9)
2位 神野 圭造  76  尾 (右⑤番)
3位 中村 公準  72.8尾 (左②番) (HD 91尾×0.8)
4位 坂井 一彦     69  尾 (右④番)
5位 鈴木  勝     66  尾 (右②番)
6位 岡村 一幸  62.1尾 (右①番) (HD 69尾×0.9)
7位 尾崎 守男  61  尾 (左⑤番)
8位 加藤 雅行  60.0尾 (左③番) (HD 75尾×0.8)
9位 佐久間資夫  42  尾 (右③番)
10位 佐藤  豪  36  尾 (左④番)
☆大型賞/+2点 26.0㌢:加藤 雅行

  【釣座と釣果】
小日向113     岡 村 69
中 村 91     鈴木勝 66
加 藤 75     佐久間 42
佐藤豪 36     坂 井 69
尾 崎 61     神 野 76

《釣評》6月の競技会は江戸川放水路の高常遊船での開催。今年度の6、7、8月の競技会は千葉県側の浅場狙いを意図して、高常遊船での3回連続開催となります。 参加者は10名。いつも幹事役を務めていただいている佐近さんが不運な交通事故に遭われて、不参加になってしまったのは残念。複数箇所骨折の重傷とのことですが、手術も無事に終えられたとのことなので、早期に復帰されるはずです。
 
釣り座は左舷前から小日向、中村、加藤、佐藤、尾崎、右舷前から岡村、鈴木、佐久間、坂井、神野の各氏となりました。
 6:15に出船。船長に浅場狙いを打診するつもりでしたが、中村さんから浅場は模様があまり良くないとの直前情報があったので、釣り場選択は船長に一任することとして、終日、富津沖(水深11㍍)で通すことになりました。今シーズンの盤洲周辺の浅場はあまり釣果が上がっていません。全く釣れないということではないようですが、広範囲に魚がいるという状況ではなさそうです。浅場は、昨年は好調・一昨年は不調だったと記憶していますが、この状況では今年は不調の年になってしまうかもしれません。それでも、各所にシロギスはいるので、水深2、3㍍の超浅場の釣りはできなくても、水深5~10㍍の浅場での釣りは楽しめるとは思っています。
 7:30に競技開始。私は胴突き2本針仕掛けで釣ります。船中、天秤派は“名手”中村、シェフ鈴木、尾崎、坂井の各氏のようです。すぐに鈴木さんが船中第1号を釣って、その後は皆さん、ポツポツと型を見ています。心配していた赤クラゲは3回に1回くらい絡んでくる程度で、これならば2本針のままでイケそうです。私は開始後約1時間で20尾に到達して、順調なスタート。隣で釣る中村さんのペースが上がらないので、胴突き有利かと思っていたら、天秤で釣るシェフ鈴木さんが良いペースで釣っているので、必ずしも、そうとは言えないのかな。この日の鈴木さんは絶好調で(前半だけ?)、ダブルを連発して、一時は師匠の中村さんを上回る勢いでした。隣の佐久間さん談「鈴木さんが27尾釣ったなんて言っていた時、まだツ抜けしていなかった」とか(佐久間さん、手の具合が悪くて釣りに支障があるのに、参加していただき、ありがとうございました)。鈴木さんは竿も新調し、キャストのコツも会得して、確実に技量アップしていますね。ライバルの松下さん、次回は脅威ですよ(笑)。
 10時頃から、南西風が強まって、釣りづらい条件になってしまい、潮も流れなくなって、ちょっとペースが落ちてきました。それでも、私は10:30頃に50尾をクリアして、束釣りペースの快釣で、期待以上の釣れっぷりですね。前半不調の中村さんは、さすがに中盤以降はペースを上げてきています。前回優勝の加藤さんはちょっと勢いに乗れない状況かな。岡村さんは胴突き→天秤と展開して、双方の感触を確認している様子。トモ寄りでは神野さんが胴突き1本針で順調に釣果を伸ばしているようです。
 後半は風も少し収まってきて、さらに赤クラゲがほとんど掛かってこなくなって、釣りやすくなりました。私は後半の上げ潮では潮尻ポジションになってしまったので、遠めにキャストして、潮先メンバーが浚った後を釣らないイメージで釣って、好調が維持できています。アタリは明確に出ないことが多く、バリっという食いにはなりませんが、食い込みは良好で掛け損じやバラシは少ないです。活性の高さは感じないので、ステイはやや長めにして、それで上手く『間』が取れているように思います。終盤まで順調にアタリを出せて、特にラスト30分は手が合って、ほぼ入れ食いの釣りになりました。
 13:40に沖上がりになって、競技結果は、私が唯一の束釣り(113尾)を達成しての優勝。準優勝は76尾の神野さん、3位は72.8尾(91尾×前々回優勝ハンデ0.8)で中村さん、4位は坂井さん、5位は鈴木さんという順位となりました。鈴木さんは前半の貯金もあって、上位入賞は見事でした。
 途中、南西風が強めに吹く時間帯もありましたが、トータル的にはまずまずの条件になってくれました。赤クラゲも少なめだったのも良かったです。そして、良いポイントに案内してくれた船長には感謝ですね。来月はもう少し浅場で釣れるのではないかと期待しています。もう赤クラゲの心配はいらないはずです。(t.kobinata)

 

5/21 第6回競技会 結果
5月21日(日)、大潮。晴れ。比較的穏やか。金沢漁港・木川丸仕立利用。参加9名。横須賀軍港前水深7~13㍍前後。
7:00出船、沖上がり14:00。
順位 氏 名   尾数(釣座)   (長寸)
1位 加藤 雅行 54尾 (右③番) 26.0㌢☆大型賞/+2点
2位 岡村 一幸 45尾 (左③番) 25.0㌢
3位 神野 圭造 45尾 (右①番) 25.0㌢
4位 坂井 一彦 44尾 (右④番) 23.0㌢
5位 尾崎 守男 43尾 (左②番) 20.2㌢
6位 佐近津里彦 39尾 (左④番) 24.0㌢
7位 松下 秀雄 31尾 (左①番) 23.0㌢
8位 鈴木  勝 29尾 (右⑤番) 23.0㌢
9位 佐藤  豪 20尾 (右②番) 21.0㌢
  【釣座と釣果】
松 下 31     神 野 45
尾 崎 43     佐藤豪 20
岡 村 45     加 藤 54
佐 近 39     坂 井 44
                   鈴木勝 29
《賞品ご寄贈者/順不同・敬称略》ありがとうございました。木川丸
2位の岡村さんと3位の神野さんは同尾数・同長寸のため、敬老ルールで順位判定。
※外道記録 マコガレイ39.0㌢(佐藤豪)
      前記録33.0㌢/小林竜/2003.6.1/金田湾/シロギス沖釣り研究会)
      ☆シログチ 33.0㌢(佐近)
      前記録29.5㌢/佐近/2013.5.19/小柴沖/チーム一鱚一遊競技会)
《釣評》このところ中ノ瀬はアカクラゲとミズクラゲが大発生し、釣果が上がっていないということで、初めて横須賀軍港前の浅場での競技会となりました。木川船長が水深6.5~7㍍、深くて13㍍のラインを丁寧に流してくれて、アタリが途切れるとすぐに移動を繰り返し、何とか均等に釣れるようにしてくれたおかげで、皆さんあまり差のないまずまずの釣果が出ました。あまり竿が入っていないせいか、良型が多く、24~26㌢が数尾出ました。10㌢以下のピンギスもかなり混じり、今後が楽しみです。両エース不在でしたが、このところめっきり腕を上げた加藤さんが堂々の優勝でした。おめでとうございます。6~8月は江戸川放水路・高常遊船の仕立で、盤洲の浅場~木更津沖が中心になるでしょうが、また皆さん一鱚一遊しましょう。(津) 

《優勝者の釣っとひと言》  加藤 雅行
★釣行前準備の重要性:前回ハリス長をいつもの40㌢から35㌢に変えたら自分の釣り方にはあわないと思い、いつもの40㌢を用意したが持っていくのを忘れた。
序盤浅場のところはアタリが出なかったので天秤の仕掛けも用意しておくべきだった。★いつもの釣り方(なぜこれで釣れるかわからなかったので考えてみた)
仕掛けを落として5秒くらい待って聞き上げる(他の人よりは頻度多め)。仕掛けが足元まできたらすぐ回収→投げる。
魚がいる所に仕掛けを落とさないと釣れないと思っているので、とにかく動かす。糸は張らない(結構ユルユル)。
ハリス長めだと魚のアタリをとれても合わせるのが難しいのかも。
聞き上げが高頻度だから、針が飲みこまれることを避けられる。
★当日の感想
序盤の浅場では釣れなかった。天秤仕掛けを準備しなかったことを後悔。中盤以降は、魚は掛かるが途中で外れることがいつもより多かった。ハリス40㌢仕掛けを持ってくるのを忘れたことを後悔。
【タックル】〔竿〕極鋭キスH、〔リール〕フリームスLT2500-XH、〔道糸〕PE0.8号。
【仕掛け】〔胴突き〕2本針(ハリス1.2号(上下とも)35㌢、ハリス間隔37㌢、捨て糸15㌢。針:競技キスSP7号、オモリ15号。

《準優勝者の釣っとひと言》岡村 一幸
今回はお天気で凪良く、赤クラゲもいなくて好条件に恵まれ、おまけに準優勝! ありがとうございます。浅場でキスの活性も高く、アタリが明快だったにも関わらず、アタリの6割程しか針にかけることができなかったです。胴付2本針仕掛でしたが、弾かれてしまうことが多く、まだまだだと思いました。また次回頑張ります。

4/16 第5回競技会 結果
4月16日(日)、若潮。晴れ。ウネリ高い。金沢漁港・木川丸仕立利用。
参加10名。中ノ瀬水深18㍍前後。
7:20出船、沖上がり14:00。
順位 氏 名     尾数  (釣座)   (長寸)
1位 中村 公準 61尾       (左①番) 22.0㌢
2位 小日向照夫 53.1尾   (左④番) 21.5㌢  (HD59尾×0.9)
3位 岡村 一幸 51尾  (右⑤番) 22.5㌢
4位 佐近津里彦 40尾  (左⑤番) 24.5㌢☆大型賞/+2点
5位 加藤 雅行 34.4尾   (右④番) 21.5㌢  (HD43尾×0.8)
6位 神野 圭造 27尾  (右②番) 21.0㌢
7位 尾崎 守男 26尾  (右③番) 21.2㌢
8位 鈴木  勝 25尾  (左②番) 21.0㌢
9位 佐藤  豪 25尾  (左③番) 20.0㌢
10位 松下 秀雄 13尾  (右①番) 20.5㌢
  【釣座と釣果】
中 村 61     松 下 13
鈴木勝 25     神 野 27
佐藤豪 25     尾 崎 26
小日向 59     加 藤 43
佐 近 40     岡 村 51
《賞品ご寄贈者/順不同・敬称略》
ありがとうございました。木川丸 

《優勝者の釣っとひと言》 新しい釣法にチャレンジ・・・
    中村 公準
 木川丸での4月競技会、久々に優勝出来ました。詳細な釣行記は、コビさんのブログを参考にして下さい。
 自分の釣りですが、「小鳥が跳ねる」を基本に仕掛け操作していますが、より精度の高い操作を意識して練習しています。
 昨年、皆様ご存じの「シロギスの神様」戸嶋さんの隣で何度か釣りをする機会に恵まれました。その際、小鳥が跳ねるというよりは、もっと小さく鋭い操作で仕掛けを動かし、1人異次元の釣果を叩き出していました。すぐ隣でその釣りを目の当たりにして、少しでも真似できないかと取り組んで来ました。何度か釣行を重ね練習してきましたが、中々同じようには出来ません。それでも少しずつ今までとは違う釣りが出来てきていると感じています。
 今までは、天秤で何とか胴突きに反応する魚を釣ろうとしていましたが、天秤に反応する魚がいるように考えが少し変わってきています。まだまだ習熟中ですが、更にレベルアップ出来るよう一鱚一遊したいと思います。
 また餌についてですが、最近は頭を切らずにチョン掛けで使っていますが、正直全く遜色無く釣れています。餌が新しいかよりももっと大切な事が別の処に在るとしみじみと実感しています。そして最後に、毎日出船する乗合船と違い、スポット出船にも関わらず、確実にポイントに当ていつも好釣果を出させてくれる木川丸船長の腕にひたすら感謝です。HAT以外の釣り仲間からも「木川さん毎回外さず凄いね」と話題になりました。次回も大いに一鱚一遊しましょう。

3/19 第4回競技会 結果
3月19日(日)、中潮。晴れ、北東の風、前日からあのウネリが残る。金沢漁港・木川丸仕立利用。参加11名。中ノ瀬水深15~20㍍前後。7:20出船、沖上がり14:00。

順位 氏 名    尾数   (釣座)  (長寸)
1位 加藤 雅行 48.6尾  (右④番) 20.5㌢(HD54尾×0.9)
2位 小日向照夫 45.6尾  (左④番) 20.5㌢(HD57尾×0.8)
3位 佐近津里彦 36尾    (右①番) 21.5㌢☆
4位 中村 公準 35尾    (左②番) 21.5㌢☆
5位 坂井 一彦 31尾    (右⑤番) 20.6㌢
6位 佐久間資夫 29尾    (右⑥番) 18.0㌢
7位 神野 圭造 24尾    (右②番) 20.0㌢
8位 松下 秀雄 23尾    (左③番) 21.0㌢
9位 佐藤  豪 21尾    (左①番) 20.0㌢
10位 尾崎 守男 18尾    (右⑤番) 19.0㌢
11位 鈴木  勝  8尾    (右③番) 21.0㌢
☆大型賞/+2点 

  【釣座と釣果】
                      佐 近 36
佐藤豪 21     神 野 24
中 村 35     鈴木勝  8
松 下 23     加 藤 54
小日向 57     坂 井 31
尾 崎 18     佐久間 29

《賞品ご寄贈者/順不同・敬称略》ありがとうございました。木川丸

《優勝者の釣っとひと言》 ゆるゆるの釣りで初優勝! 
 加藤 雅行
その日やったこと
胴突き仕掛け ハリス長:40㌢、針:競技キスSP7号、捨て糸:12.3㌢
釣り方 仕掛けを落として5秒くらい待って聞き上げる(他の人よりは頻度多め)
      糸は張らない(結構ユルユル)
      仕掛けが足元まできたらすぐ回収→投げる
      足元まできたら糸を手繰って船の真下くらいで誘うと釣れることが
    5回くらいあった
 

《釣評》 今年度のチーム一鱚一遊の競技会はここまで3回のうち2回が悪天候のため中止。今回も週間予報は微妙だったのですが、数日前から好天予報になってくれて、無事に開催することができました。船宿は常宿の木川丸、参加者は11名です。朝の抽選で決まった釣り座は、左舷前から佐藤豪、中村、松下、小日向、尾崎。右舷は前から佐近、神野、鈴木勝、加藤、坂井、佐久間の各氏となりました。北東風予報で干潮時刻が9:40頃ですから、前半はトモ有利、中盤以降はミヨシ有利になりそうです。
 3月に入って、東京湾奥の水温は少しずつ上昇傾向で、シロギスの活性も上がりつつありますが、一方で同じエリアを攻め続けていることによる場荒れ傾向もあるようで、ちょっと厳しめの釣況になっています。低水温期ですから、釣法は胴突き有利のはずですが、天秤でも胴突きを上回る釣果が出ているとの情報もあって、この辺は決めつけられないようです。
 さて、7:45に中ノ瀬で実釣開始。北東風がやや強めに吹いていて、ちょっと釣り辛い条件です。私を含めて胴突き派が大勢で、天秤派は中村、坂井の両氏だけのようですね。
 序盤は厳しめの展開。キャストして広めに探ってみますが、なかなかアタリは出ません。強風で小さなアタリは感知し辛いので、それを取ることは諦めて、ラインテンションを緩めにして、タイム釣り的な釣りをメインにしていますが、それでも、たまに出るアタリは明確に出ることが多かったので、魚の活性自体は低くないという感触でした。9時頃にツ抜け。スローペースではありますが、周りのメンバーも苦戦していますから、悪くない展開でしょう。右隣の松下さんはスタート後に連続的に2尾釣ったものの、その後はややペースを落とし気味。左隣の“実力者”尾崎さんは不思議なくらいに不調な様子。“天秤の名手”中村さんは一瞬だけ連発があったものの、それ以外はペースを上げられないようです。
 私は潮止まり前に少しペースアップできて、10時頃に20尾に到達。この時点で、中村、佐近、加藤、神野、坂井、佐久間の各氏はツ抜けはクリアしているようです。天秤派のお二人も胴突きと遜色なく釣れているようなので、上手く対応すれば、天秤でも対抗できる条件なのかもしれません。
 潮止まりの頃合いになって、さらにアタリが減ってしまい、ここは辛抱の時間帯かなと思っていたのですが、その後もアタリはなかなか戻ってきません。上げ潮はあまり流れてきていないのかな?昼頃になって、風が収まってきて、釣りやすい条件になったので、ゼロテンション待ちで小さなアタリを取るような釣り方に変えてみます。この時期ですから、食い込みは渋いという前提でアタリを感知しても即アワセせずに、一呼吸、二呼吸待ってから聞きアワセにいきます。そんな釣り方でポツリポツリというところでしょうか。
 13時頃になって、ようやくアタリが多くなって、ペースが上がってきました。その直前、中村さんだけが良いペースで釣れる時間帯があって、天秤が優位かと思ったりもしたのですが、その後は中村さんが失速して、胴突きの私が優位な状況になったりで、この辺はよく分からないところでしたね。潮尻ポジションということもあって、キャストして、入れ替えも早めて、周りとは仕掛けの位置を違えることを意識しつつ、ステイやや長めのゼロテンション待ちの釣りで順調にアタリが続いて、50尾に到達。さらに最後は入れ食いペースで釣れ続いてくれたところで、14時の納竿時刻になりました。釣果は57尾。目標にしていた50尾をクリアできて、満足釣果になりました。
 競技結果は、加藤さんが48.6尾(54尾×0.9)で優勝。胴突き仕掛けでラインテンションを緩めに釣ったとのことですが、胴の間の釣り座で周りを圧倒した結果で、見事な釣りでした。2位は私で45.6尾(57尾×0.8)。3位は36尾の佐近さん。天秤派の中村さん、坂井さんが4位、5位ということで、やはり終わってみれば、胴突き優位の結果になったようです。
 加藤さんは念願の初優勝!最近、得意の胴突きの釣りにさらに磨きがかかって、常に上位争いに加わっていたので、今期は台風の目になると思っていましたが、前回の2位に続いて、今回は優勝と、早くも結果を出してくれました。今回はハンデの利があっての優勝となりましたが、完全優勝もすぐ目の前のことだと思います。まだ釣技アップの余地はあると思いますし、さらに経験を重ねて引き出しの中身を増やしていけば、常に優勝争いに加わる存在になることは間違いありませんね。
 さて、4月の競技会も木川丸での開催となります。釣り場は今回と同様に中ノ瀬になると予想しますが、さらに魚の活性も上がって、アタリの出方も良くなるのではないかと思います。厄介なのは、今回も既に出始めていた赤クラゲです。除去用のメラミンスポンジの持参はもちろんのこと、胴突きなら、1本針仕掛けの使用も視野に入れておいた方が良いと思います。t.kobinata

2/19 第3回競技会  中止
南風15㍍前後の予報、春の嵐のため、中止になりました。12月に続き、今期2度目の中止、残念です。

1/15 2023年度第2回競技会 結果
1月15日(日)、小潮。曇り、風弱く穏やか。金沢漁港・木川丸仕立利用。参加9名。中ノ瀬水深18㍍前後。7:20出船、沖上がり14:00。
順位  氏 名     尾数  (釣座)  (長寸)
1位 小日向照夫 89.6尾 (左①番) 22.3㌢(HD112尾×0.8)
2位 加藤 雅行 77尾   (右②番) 21.0㌢
3位 佐近津里彦 72尾   (右①番) 22.0㌢
4位 中村 公準 70.2尾 (右③番) 22.0㌢(HD78尾×0.9)
5位 佐久間資夫 69尾   (左③番) 23.5㌢ ☆大型賞/+2点
6位 神野 圭造 65尾   (左②番) 21.0㌢
7位 岡村 一幸 61尾   (右④番) 21.0㌢
8位 尾崎 守男 58尾   (右⑤番) 22.0㌢
9位 坂井 一彦 53尾   (左④番) 19.2㌢

  【釣座と釣果】
小日向112       佐 近 72
神 野 65       加 藤 77
佐久間 69       中 村 78
坂 井 53       岡 村 61
尾 崎 58
(平均釣果…71.7尾/人)
※外道記録 ★アカメフグ31.0㌢(佐近…新登録)
ホウボウ 42.0㌢(佐近…前記録34.5㌢/小林孝/2016.5.1/小柴沖/チーム一鱚一遊競技会)
《賞品ご寄贈者/順不同・敬称略》ありがとうございました。 木川丸

《釣っとひと言》 胴突き優位
 2023年度のチーム一鱚一遊の競技会がスタートです。本来は12月に開幕戦開催の予定でしたが、荒天予報で中止となり、今回が初戦となりました。今回も数日前までの天気予報が悪く、開催が危ぶまれましたが、予報は良い方向に変わって、予定通りに実施できましたのは良かったです。船宿は木川丸。本年度は5月までの競技会は木川丸、6~8月は東側浅場狙いを意図して高常遊船での開催を予定しています。
 参加者は9名。当初は11名がエントリーしていましたが、体調不良等で2名がキャンセルとなってしまいました。コロナ禍も継続中ですし、今冬はインフルエンザも流行しているということですから、体調が悪い時は無理をしてはいけません。船宿さんには申し訳ないのですが、その点、常宿の木川丸さんは快く了解を頂いて、有難いですね。
 釣り座は、右舷前から佐近、加藤、中村、岡村、尾崎の各氏。左舷は前から小日向、神野、佐久間、坂井の各氏という並びになりました。北東風予報で、満潮が10時頃なので、前半は前が有利な潮先、中盤以降は後ろが潮先になるはずです。胴突きが優位とされる時期になりましたが、“名手”中村、佐近、尾崎、坂井の各氏は天秤仕掛けでの釣りのようです。もちろん、私は胴突き仕掛け(二段仕掛け)使用で、ハリス長は35㌢で始めてみます。
 さて、今回は中ノ瀬に直行するとのことで、定刻の7:20に出船。まずは本命ポイントより手前のエリアの様子を見てみますが、残念ながら、船中型を見れず、本命ポイントに向かうことになりました。
 本命ポイントは中ノ瀬航路の西側の水深18㍍くらい。深めの場所よりも、このくらいの水深の場所にシロギスが集まっているとのことで、周辺で他船も操業していましたね。釣り始めると、すぐにシロギスの型が出て、その後も順調に釣れ続いてくれます。バリっという食い方ではありませんが、空振りは少なく、魚影の濃さを感じます。ただ、ステイ中にアタリを感知することは少なく、聞き上げると魚が食っているアタリが出る(居食い)パターンが多いです。アタリが出ないので、早アワセにならないよう、リズムをあまり早めないようにして(ステイは7、8秒)、掛け損じは少ないですし、たまに出る食い逃げ的な明確なアタリでも掛かることが多いので、食い込みは悪くない感触です。本命ポイントでの1流し目は1時間チョイの大流しで釣果は28尾。潮先ポジションの利もあって、他のメンバーよりも先行できているようですね。2流し目からは、掛け損じが多くなって明らかに食い込みが悪くなりました。これは潮止まりの影響でしょう。これまでのタイミングでアワセにいっては掛からないことが多くなったので、ステイは長め(10秒くらい)、ステイ中に小さなアタリを感知しても即アワセせず、一呼吸待ってからアワセにいったりして対応します。それでも、掛け損じはありましたが、聞きアワセ等を優しいアクションでやれば、掛け損じても再び食ってくる(同じ魚かどうかはワカリマセン)こともあって、ボチボチと釣果は増やせていました。
 11時頃からは下げ潮が流れ始めてきたようで、掛け損じは減少。潮尻ポジションになって、アタリの出方は少しかったるくなってきたものの、アタリが長く途切れることはなく、ペースは順調で12時に釣果は74尾。この時点で、恐らく2番手の中村さんは59尾とのことでしたから、私が少しリードする展開でしたね。前半は胴突きと天秤はそれほど差がないように感じていましたが、下げ潮になってからは天秤の釣りは難易度が高くなったようで、佐近さんは午後から胴突き仕掛けに替えて、ペースアップが図れたとのこと。理由ははっきりとは分かりませんが、冬期の釣りでは胴突きでは容易に釣れる時に天秤では難しい釣りになってしまうことがあります。なので、胴突き優位になることが多いですね。
 私は午後に入っても好調な釣りができて、14時の沖上がりまでに112尾釣って、船中トップの釣果になりました。以下、中村さんは、後半は釣果を伸ばせず78尾。加藤さんが77尾、佐近さんが72尾、佐久間さんが69尾と2番手以降は混戦模様でしたね。競技結果は、私は前年度年間Vのハンデ(2割減)があったものの、優勝することができました。中村さんは年間準Vのハンデ(1割減)で4位に順位を下げて、加藤さんが準優勝、佐近さんが3位という結果になりました。船中釣果は53~112尾ということで、平均釣果も良かったです。木川船長の釣り場選択と釣らせる操船も光りましたね。
 2月の競技会も中ノ瀬あるいは木更津沖での釣りになると思いますが、水温がさらに下がって、今回よりも渋めの食いになると想定されます。釣り方は胴突き優位は揺るがないと思いますし、胴突きでも緩めに釣るイメージが必要になってくるかもしれません。胴突きでの釣り方に質問等がありましたら、LINE上でも競技会当日でも構いませんので、遠慮なくお問い合わせ下さい。(t.kobinata)

12/18 2023年度第1回競技会  中止

全国的に冬型の気圧配置が強まり、西の風10~15㍍の予報だったので、やむを得ず中止しました。

 

2022.7/17 第8回競技会 残念ながら中止
 当日、10㍍を超える南風の予報のため、釣宿の方から中止の勧告があり、2022年度最終競技会でしたが、残念ながら中止としました。
 年間得点レースも確定です。小日向さんが2年ぶり3度目の年間優勝、5連続Vでブッチギリでした。おめでとうございます。目立つのは加藤雅行さん。技術向上がめざましく躍進中です。

《釣行記》  土砂降り…でも3年ぶりの束超!   佐近津里彦
 7/17競技会は南強風予報で中止になりましたが、乗合船は出船する船宿が多いようなので、急きょ葛西橋・荒川屋に乗ることにしました。早目に到着、シケ予報なので右舷大ドモを確保。なんと中村師匠もやってきて右舷ミヨシ2番に。右舷6人、左舷8人でゆったりです。中潮、5:30満潮でずっと下げ、南風が吹けばミヨシ側が潮上かな?
 6時前に出船、航程1時間の木更津沖へ。7:00前につり開始となりました。今日のテーマは焼酎効果のテストと、ハリスを張る操作の練習。アオイソメに焼酎をかけるとバタバタともがいてすぐに動かなくなります。エサ全体が柔らかくなり、頭ごとつけやすくなりました。普通の頭落としのエサも用意、比べてみます。夢のテンビン25㌢に20-50の振分で始めましたが、潮の動きがまだ弱いのか、あまり流れません。食い逃げされることが続いたので、15-35の短い振り分けに変更。アタリの感知度が上がり、掛かりが良くなりました。焼酎イソメも食いは順調、頭落としイソメと食いは変わりません。小型が多いのですが、両名人のアドバイスでキススペシャル8号でやってみたところ、エサの太さとの関係もあって7号よりもバレが少ないように感じました。10時頃までに50尾到達。船はポイントを探して、アクアライン近くまで行きましたが、こちらはアタリが遠い。また南下していきました。水深は6~8㍍。浅いので20㍍ほど投げ、ハリスを張るイメージで誘いを続けました。予報とは違い、ベタ凪になっていきます。風がないのもあってトモが潮先になってきました。潮の動きが速くなってきたので20-50に戻します。
 しかし、頭の上に黒雲が…雨が降り出し、次第に強まって土砂降り状態に。雷も鳴って海面は暗くなります。かえってキスの食いは良くなり、ダブルも何度かあって12時前に束到達。ずぶ濡れですが、釣れ続くので1:30の納竿までがんばって20尾追加し、120尾で竿頭ゲット。師匠は苦戦、108尾でした。3番手も100尾、皆さんよく釣れたようです。競技会は中止で残念でしたが、3年ぶりの束超えで大いに楽しめました。

6/19 第7回競技会 結果
6月19日(日)、中潮。曇り、南西の風、ウネややリ高い。江戸川放水路・高常遊船仕立利用。参加11名。盤洲水深5~10㍍前後。6:30出船、沖上がり14:00。
順位  氏 名    尾数  (釣座)  (長寸)
1位 中村 公準 140尾 (右①番) 18.0㌢
2位 小日向照夫 61.6尾 (左④番) 19.5㌢(HD104尾×0.8)
3位 加藤 雅行 76.5尾 (右②番) 19.0㌢(HD 85尾×0.9)
4位 岡村 一幸  73尾 (左③番) 22.0㌢
5位 尾崎 守男  72尾 (左②番) 20.2㌢
6位 神野 圭造  66尾 (右④番) 22.5㌢☆
7位 佐久間資夫  65尾 (右③番) 20.5㌢
8位 佐近津里彦  62尾 (右⑤番) 21.0㌢
9位 鈴木  勝  59尾 (左①番) 17.0㌢
10位 佐藤  豪  57尾 (左⑥番) 19.0㌢
11位 松下 秀雄  42尾 (左⑤番) 17.0㌢
  ☆大型賞/+2点

  【釣座と釣果】
鈴木勝 59     中 村140
尾 崎 72     加 藤 85
岡 村 73     佐久間 65
小日向104     神 野 66
松 下 42     佐 近 62
佐藤豪 57

《釣っとひと言》 久々の束超え! 中村 公準
今年の競技会は早くも終盤、第7戦は初めて御邪魔させて頂く高常遊船さんでの開催となりました。初めて訪れた高常遊船さんは綺麗な船宿さんで駐車場も広く、大女将&若女将の温かい人柄と、無口ですがとても好感のもてる船長。一度でお気に入りの船宿になりました。チャンスを見て乗合でも御邪魔させて頂きます。
 朝の抽選会で引いた席は右舷ミヨシ一番。南西の風、満潮からの下潮潮先最前線、言い訳の出来ない席…期待とプレッシャー、良い緊張感です。
集合時間の6時を少し回ってメンバー全員集合、乗船です。宿から船着き場まで軽トラで荷物の運搬サービス。有難いです。船も大きく、ピカピカの新艇では有りませんが清掃が行き届き、とても気持ち良いです。江戸川をゆっくりと下りながら東京湾へ出た後は一路富津へ向かう予定でしたが、途中の濃霧で船足はスローダウン。霧の中を手探りで進む様に走り、霧を抜けて見えたのは東京湾夏の名釣場アクアライン周辺に広がる盤洲干潟。本日の釣り場となります。
アクアライン手前の千葉県側 かなり岸寄りから本日の第一投。仕掛けは天秤振り分け20/50、針は競技キスSP8号で様子見です。1投目、アタリは出ましたが空振り回収。2投目で本日の初物 16㌢位。この時期のメインサイズ、どう攻略して行けば良いのか? 船はミヨシを東京側、艫を千葉県側に向けてエンジンきってのブン流し。とても静かな船上、潮騒と皆の一鱚一遊する声が聞こえ、良い時間が流れます。
自分の後、左舷ミヨシの鈴木さんが絶好調の様子で尾崎さんから絶賛の声が。鈴木さんのライバル松下さんも、舷で絶好調のスタートの様子です。右舷側では、隣の胴突きのエース加藤さんが今日は天秤で攻めています。その隣、胴の間 佐久間さんも今日は天秤での釣り、艫2番神野さん、大艫佐近さん…本日右舷は全員天秤で攻めています。
魚の居る場所へ入ると2~3尾のプチ連発もあり、久々に良い喰いの日に当たったようです。魚のサイズからすると針は7号でも良い気がしますが、青イソメのサイズを考えた時、7号では餌の太さに対して針のフトコロが狭い様に感じます。(細い部分だけを使えば効果大か?) この辺は帰港時にKOBIさんともお話させて頂きましたが、同意見でした。「アタリがあるのに掛からない」と悩んでいる方はそんな処も注意してみて下さい。
 程なくして予報通り南からの風がソヨソヨと吹き始め、船はエンジン流しへ切り替わりました。ミヨシをアクアラインへ向けて 突っ込みながら左舷へ入って行く様に感じました。ミヨシ斜め前方に仕掛けを投入すると抱え込むように左舷側へと流れて行きます。いつものようにハリスを張って(聞いて)・弛めて(自然に漂わせ誘う)を繰り返し。止めて(じっくり食わせる間を作る) そこから大きく聞きあげる(止めで緩んだ分を張りなおす) それを船の流れや、仕掛けの流れて行く方向や速度に合わせて掛かる状態を探っていきます。
8:00頃だったでしょうか、朝のモーニングサービスが終わって潮止まりなのか? 今までの釣り方でアタリが出せなくなったので、15/35の超短仕掛けへ変更。バリッとした喰いではないですが、再びアタリを出せるようになり、ポツポツ積み上げていきます。9:40頃から潮が効いて来たのか、再び食いが立って来ましたが、再び反応が悪くなったように感じました。
「超短では 張り過ぎて喰う間を上手く作れていない」と判断して、20/50の標準へ戻したところ久々のバリ喰いモード突入です。
10:00頃、流し換えのタイミングでKOBIさんが様子見に来てくれた頃に60尾程でした。次の流しは11:30頃でしたでしょうか、バケツの魚を数えると35尾、トータル95尾。11:45久々の束釣り達成となりました。1:00頃からは再びアタリが遠くなってきました。隣の加藤さんが伝家の宝刀「胴突き」で連発です。「また潮が緩くなり、張る・緩めるが上手く出来ていない」と判断し、超短仕掛けへ。先程までの勢いはなくなりましたが、再びアタリを出せるようになり、地味に積み上げていきます。14:00の沖上がりの時間まで頑張り、トータル140尾。出来過ぎた競技会となりました。
最近他の遊びや釣りで白鱚の気分が盛上っていませんでしたが、仕事の都合で早番明けの週末は土曜出勤・大好きな富山詣では叶いませんが、その分今年の夏は久々に東京湾の白鱚に真面目に通いたいと思っています。
次回も皆で 一鱚一遊しましょう。

5/15 第6回競技会 結果
5月15日(日)、大潮。曇り、ウネリ高い。金沢漁港・木川丸仕立利用。参加11名。中ノ瀬水深15㍍前後。7:15出船、沖上がり14:00。
    【成  績】
順位 氏 名    尾数  (釣座)  (長寸)
1位 小日向照夫 61.6尾   (左①番) 23.2㌢ (HD77尾×0.8)☆
2位 中村 公準 58尾  (右⑥番) 20.5㌢
3位 加藤 雅行 44.1尾   (右②番) 21.2㌢ (HD49尾×0.9)
4位 佐久間資夫 41尾  (左②番) 21.5㌢
5位 佐近津里彦 36尾  (左⑤番) 20.0㌢
6位 坂井 一彦 34尾  (右④番) 18.7㌢
7位 神野 圭造 30尾  (右⑤番) 19.0㌢
8位 尾崎 守男 29尾  (右①番) 22.0㌢
9位 鈴木  勝 26尾  (左④番) 22.0㌢
10位 松下 秀雄 20尾  (左③番) 21.0㌢
11位 坂田  進 15尾  (右③番) 21.0㌢
  ☆大型賞/+2点

  【釣座と釣果】
         尾 崎 29
小日向 77     加 藤 49
佐久間 41     坂 田 15
松 下 20     坂 井 34
鈴木勝 26     神 野 30
佐 近 36     中 村 58

《賞品ご寄贈者/順不同・敬称略》ありがとうございました。
小日向照夫・佐近津里彦・木川丸
 

KOBIさん提供のウクライナTシャツは 鈴木勝シェフがゲット

中村師匠はヒラメ47㌢をゲット

《釣っとひと言》 船下狙いでV5!
 第6回の競技会・木川丸は11名の参加でした。坂田さんが嬉しい3年振りの復帰!ここ何回か消息不明だった中村師匠は釣りではなく、スキーと山菜採りで忙しかったとか(笑)。釣り座は、右舷前から尾崎、“極鋭”加藤、坂田、坂井、神野、中村、左舷前から小日向、佐久間、松下、“シェフ”鈴木、佐近の各氏の並びとなりました。中村師匠、佐近さんが両ドモに座るのは脅威。前半の下げ潮で引き離されないことを願うばかりです。
 定刻よりも少し早めの7時過ぎに出船。生憎の北東強風で海上のコンディションはかなり悪くて、船は大揺れで、釣り場に向かうのも大変でした。釣り場は中ノ瀬の南エリアで、最近、安定して釣れているポイントとのことで、多くのシロギス船が集結していましたね。
 7:50に競技開始。強風に加えてキツ目の二枚潮(水中の上部と下部で潮が流れる向きが逆になっている現象)でかなり釣り辛いです。二枚潮では水中でラインが余計に出てしまいますので、余分なラインはしっかりと巻き取るなどの対応をしないと、アタリや魚が掛かっているかどうかも分かりづらいですし、オマツリも起きやすくなってしまいます。今回は強風という悪条件も加わっていましたから、キャストしてしまってはラインコントロールが不能になって、誘いやアワセが全く利かなくなってしまうでしょうから、船下狙いで我慢をせざるを得ない条件だったと思います。
 私が座るミヨシは下げ潮では潮尻ポジションになってしまうので(干潮時刻は10時半頃)、船下狙いで魚を回してもらえるか心配でしたが、木川船長が魚影が濃いポイントに船を当ててくれたようで、アタリは断続的に出てくれました。開始40分後にはツ抜けして順調。ただ、シロギスのサイズは13㌢級の小型も多く、釣るのは簡単ではありません。悪条件下では小型のアタリや針掛かりの有無は手元まで伝わってこないことも多いですから、必ず穂先の動きで判断するということが肝要です(←ここ重要!)。小型のシロギスや外道が掛かっているのに気が付かないということがないようにしないといけませんね。
 その後も船下狙いで好調に釣れてくれて、開始後2時間の9:50に30尾に到達。意外にもトモ寄りはペースが上がっていないようで、この時点では私がトップで、僅差で加藤さんが続く展開のようです。加藤さんは最近、常に上位の成績をあげていますが、これは竿(新極鋭)が良いから    ではなく、釣り技が優れているからだと思いますよ(笑)。
 干潮時刻が近くなると、潮も緩んできて、二枚潮も解消されて、さらに風も少し弱まって、釣りやすくなりました。条件が良くなったので、キャストして釣っていますが、アタリ自体が少なくなってしまって、ややペースダウン気味。ここは我慢の時間帯ですね。
 昼近くになると上げ潮が流れてきましたが、これがかなりの激流!木川船長の巧みな操船で、潮の速さを感じさせませんが、船の動きがかなり速いのが激流である証拠です。上げ潮になって、私の釣り座は有利な潮先ポジションになりましたが、イマイチ釣果を伸ばせません。2尾くらい連釣すると、それで止まってしまう状況が続きます。船の動きが速いので、魚のいるところを通過するのも早いということなんでしょうね。それでも、アタリは断続的に出てくれて、安定して釣果を増やせています。
 激流の条件下での釣りの中、14時の沖あがり時刻が到来して、競技終了。最終釣果は12~23.2㌢のシロギス77尾になりました。サイズは小型主体でしたが、20㌢超の良型も8尾くらい入りましたね。
 競技結果は私が第1位。釣り座にも恵まれましたし、直近に釣行を重ねて、経験値も上がっていたので、上手く手を合わせたられたと思います。第2位は中村師匠で、前半は実戦勘が戻っていなかったようですが、後半は的確に状況判断しての追い上げは流石でした。第3位の加藤さんは中盤以降、釣果を伸ばしきれなったのは少し残念でしたが、まだまだ上がり目が十分にありますから、今後の躍進が楽しみです。全体的には、天秤仕掛けよりも胴突き仕掛けが僅かに優位だったようです。しっかりとステイの間を作れば、それなりに魚を釣ってくれる胴突きの方が容易に釣れたということもあったかもしれません。
 さて、次回からは舞台を湾奥出船に移しての開催となります。例年通りならば、盤洲の浅場でバリバリ&ブルブルっと活性あるシロギス釣りが楽しめるはずです。夏の風物詩、中ノ瀬での釣りとは趣の異なる浅場のシロギス釣りを堪能しましょう!
【今回の仕掛け=胴突き2本針:ハリス1.2号40㌢、針は競技キスSP8号(潮止まり時はハリス長30㌢、針キスSP7号に変更)】(t.kobinata)

4/17 第5回競技会 結果
4月17日(日)、大潮。曇り一時雨、ややウネリあり。金沢漁港・木川丸仕立利用。参加10名。中ノ瀬水深18㍍前後。7:15出船、沖上がり14:00。
順位  氏 名   尾数  (釣座) (長寸)
1位 小日向照夫 60.8尾 (左③番) 22.0㌢ (HD76尾×0.8)
2位 加藤 雅行 59.4尾 (右②番) 22.8㌢ (HD66尾×0.9) ☆
3位 岡村 一幸 58尾   (右④番) 20.5㌢
4位 佐近津里彦 50尾   (左②番) 20.5㌢
5位 坂井 一彦 46尾     (右③番) 22.0㌢
6位 佐久間資夫 46尾   (右⑤番) 21.5㌢
7位 尾崎 守男 38尾   (左⑤番) 21.6㌢
8位 佐藤  豪 27尾   (右①番) 21.0㌢
9位 松下 秀雄 23尾   (左①番) 21.5㌢
10位 鈴木  勝 21尾   (左④番) 19.0㌢
☆大型賞/+2点
《賞品ご寄贈者/順不同・敬称略》ありがとうございました。木川丸
  【釣座と釣果】
松 下 23     佐藤豪 27
佐 近 50     加 藤 66
小日向 76     坂 井 46
鈴木勝 21     岡 村 58
尾 崎 38     佐久間 46

《釣っとひと言》安定の釣りでV4!
 4月の競技会も常宿の木川丸での開催です。参加者は10名。釣り座は、左舷前から松下、佐近、小日向、鈴木、尾崎、右舷は佐藤、加藤、坂井、岡村、佐久間の各氏という並びになりました。北東風予報で11時半頃が干潮時刻ですから、前半はトモが潮先、後半はミヨシ潮先という条件になりそうです。
 前回は木更津沖での釣りになりましたが、その後、中ノ瀬の模様が良くなったようで、この日も中ノ瀬(下手のAブイ周辺)で終日釣ることになりました。東京湾のシロギスはやや不調傾向が続いていましたが、日に日に釣況も上向きになってきているのは心強いです。
 今回も胴突き2本針仕掛けで始めてみます。赤クラゲが多いようなら、1本針仕掛けに替えるつもりでいましたが、まだ少なめ(触手が掛かってきたのは10回くらい)で、2本針で通せました。ただ、この日は上針へのヒット率が低かったので、1本針仕掛けで手返し重視で釣った方が良かったかもしれません。
 開始からアタリはまずまず順調に出てくれてましたが、二枚潮がキツめで、対応も難しいです。二枚潮ではキャストすると、余計にラインが出てしまい、仕掛けの操作性も悪くてなってしまいますし、アタリや魚が掛かっているかどうかの感度も鈍ってしまいますので、できることなら、船下~チョイ投げ程度で釣りたいのですが、今回は胴の間釣り座で、流し込んでいくと、船下ではアタリが出辛いように感じたので、止むなくキャストして、その分オーバーアクションで釣るようにしました(通常の動作では仕掛けが動かせない)。それでも、細やかな釣りはできなかったです。
 シロギスのサイズは良~小型の混じりながらも、小型も多めで、そのせいか掛け損じも多めになってしまいます。良型ならば、食い込みも良く、掛け損じは少ないのですが、小型は餌の食い込みも劣るので、針掛かりさせるのは簡単ではないですね。この日は餌のタラシの部分だけ咥えてアタリを出されてしまい、結果、針掛かりさせられないという感触が多かったように感じました。小型にも餌を食い込ませるため、小型のアタリには遅アワセをイメージして釣ってみましたが、それでも確実に針掛かりさせるのは難しかったです。
 11時頃までに40尾くらいの途中経過で、後半に折り返しです。ここまで、右舷の加藤さんとトップ争いになっているようです。加藤さんはしっかりとキャストもできますし、常に胴突きの釣りの見本のような釣りをされるので、釣りにブレがなく、安定して上位釣果を出されていますね。左舷では、上位常連の佐近さんは途中、天秤を試してみたのが良くなかったようで、ペースを乱している様子。“シェフ”鈴木さんは嬉しい外道のマコガレイを釣ったものの、本命は今一歩かな。トモの尾崎さんは天秤の釣りですが、少し苦戦の展開のようです。
 中盤の潮止まりからは二枚潮も解消されて、釣りやすくなりました。アタリも感知しやすくなったこともあって、割と思い通りの釣りができたのですが、アタリ自体は前半よりも少なくなって、釣果を伸ばしきれない感触もありましたね。さらに、後半の上げ潮は少し期待していたのですが、大した流れはなく、バリっとした食いにはならなかったのは残念でした。後半はポツリポツリと小型のアタリを拾っていく程度の釣りを続けながら、14時の沖上がり時刻が到来しました。
 最終釣果は76尾となって、8掛けの競技釣果は60.8尾で、結果、優勝となりました。加藤さんは66尾×0.9=59.4尾ということで、僅差の2位。2回連続の準優勝でしたね。3位の岡村さんは私とは反対の舷で釣りの様子は拝見できなかったのですが、毎回、確実に順位を上げられてきていますので、今後は目が離せない存在だと思いす。(t.kobinata)

《釣っとひと言》 ニュー極鋭で連続準V!  加藤 雅行
新調した極鋭H-175を初めて使いました。シロギス竿にしては硬めとのネット情報が出ていましたが、以前から使っていたサンスイの胴突きスペシャルも硬めだったので違和感ありませんでした。
 キスが餌を突っつくアタリが胴突きスペシャル以上に感じることができましたが、それ故にびっくり合わせをしてしまい、魚を逃すことがあったのでこの辺の思考チェンジが必要になりそうです。潮の流れが早くても思うように操作できたので、ダイワのサイトに書いてあるように操作性の良さは感じられましたが、これについてはサンスイ胴突きスペシャルと引き分けの感じです。

3/20 第4回競技会 結果
3月20日(日)、大潮。晴れ時々曇り、北風でやや波立ちあり、金沢漁港・木川丸仕立利用。参加10名。木更津沖水深20~23㍍前後。7:00出船、沖上がり14:00。
    【成  績】
順位 氏 名    尾 数 (釣座)  (長寸)
1位 小日向照夫 29.6尾  (左⑤番) 20.5㌢(HD37尾×0.8)
2位 加藤 雅行 29尾    (右④番) 20.0㌢
3位 佐近津里彦 27.9尾  (右①番) 21.0㌢(HD31尾×0.9) ☆
4位 坂井 一彦 20尾    (右③番) 19.6㌢
5位 神野 圭造 19尾    (右②番) 20.5㌢
6位 佐久間資夫 18尾    (左④番) 19.5㌢
7位 尾崎 守男 15尾    (左①番) 21.0㌢☆
8位 鈴木  勝 11尾    (左③番) 21.0㌢☆ 
9位 松下 秀雄  9尾    (右⑤番) 20.0㌢ 
10位 佐藤  豪  8尾   (左②番) 20.0㌢
     ☆大型賞/+2点
賞品ご寄贈者/順不同・敬称略》ありがとうございました。木川丸
  【釣座と釣果】
尾 崎 15     佐 近 31
佐藤豪  8     神 野 19
鈴木勝 11     坂 井 20
佐久間 18     加 藤 29
小日向 37     松 下  9 

《釣っとひと言》 潮先ポジションで逃げ切り
  出船前の釣り座抽選はドキドキ感があって、イイですね。当日の風予報やタイドグラフから、有利な潮先ポジションになる釣り座を予想して、それに当たることを祈って釣り座カードを引くと…大概はハズレ。欲をかくと、そんなモンです(笑)。しかし、今回は大当たり!左大ドモの当たりくじを引いてしまいました。北風予報で、昼過ぎが干潮時刻なので、トモは潮先ポジションになる時間が長いはず。これで、今回は優勝は確実と、ほくそ笑んでいたんですが、実際はそんなに甘くはなかったです。
 さて、定刻よりも少し早く出船して、まずは地先の小柴沖の16㍍ダチでスタート。しかし、生体反応は無く、木川船長は早々に中ノ瀬への移動を決断です。たとえ空振りになっても、小柴沖狙いはお宝探し的なウキウキ感があって、楽しいですね。
 中ノ瀬では二ヶ所で仕掛けを入れましたが、こちらも生体反応は薄かったです。船中では、“シェフ”鈴木さんが釣った良型のシロギスが唯一の釣果だったようです。ここで沖上がりになれば、鈴木さんの優勝でしたね(笑)。今期はシロギスの絶対数が少ないので、広い中ノ瀬でシロギスがいるポイントを見つけるのは容易ではないです。
 その後は、木更津沖へ移動となりました。こちらでは、すぐにアタリが出てくれて、ホッと一安心。木更津沖もシロギスの寄り場は狭いと思うのですが、そこをピンポイントに当ててくれる木川船長は流石です。シロギスのアタリはポツリポツリと出てくれますが、小型も混じるので、それを針掛かりさせるために少し緩めに釣ることにします。小型でも1尾ですから、競技的にはそれを拾っていく釣りも必要になってくると思います。
 私は潮先の有利さがあって、少しずつ釣果は増やせていますが、左舷の他のメンバーは苦戦の様子で、状況は厳しめです。そんな中、右舷は好調な様子で、私が13尾釣った時に、右舷ではトモ2番の加藤さんは16尾、ミヨシの佐近さんは20尾に達しているとか。特に潮尻ポジションの佐近さんの釣果にはちょっと驚きました。佐近さんが好調に釣っているということは、そんなに緩めに釣らない方が良い?…佐近さんは胴突きでもあまり緩く釣らないイメージがあるので、私もそんな釣り方にシフトしてみると、感触良好で、良いペースで釣れてくれます。魚の活性も上がっていたタイミングでもあったのでしょうが、7、8尾連釣して、あっという間に20尾をクリアできました。それまで、緩めに釣っていたのが良くなかったようですね。
 その後も断続的に追釣できて、11時半頃までに30尾に達して、佐近さん、加藤さんを追い越したようです(ニコッ)。このペースなら、50尾超えは確実?…と、思ったのですが、その後は潮が流れなくなってしまったようで、釣れるのはパックンチョばかりになってしまいました。他のメンバーも同様で、船中ではシロギスはたまに釣れる程度です。上げ潮が流れてくれば、シロギスも釣れ始めるだろうと思っていたのですが、なかなか状況は変わらず、パックンチョの猛攻が続きます。上げ潮に変わって、不利な潮尻ポジションになってしまったので、遠投して筋を変えるようなイメージで釣ったりもしてみますが、全くと言ってもよいくらいにシロギスは釣れずに、完全な悶絶モードです。
 結局、状況は変わらないまま、14時の沖上がり時刻が到来。最終釣果は37尾で、後半は2時間半で7尾しか追釣できませんでした。船長も後半の上げ潮にバッタリと食わなくなってしまったのは誤算だったようです。
 競技結果は、私が8掛けハンデで29.6尾となりましたが、29尾の加藤さんを僅かに上回って優勝となりました。佐近さんは31尾の次頭釣果でしたが、9掛けハンデがあって、3位に降着となってしまいましたが、この辺はハンデ戦の面白さですね。
 前半の下げ潮で思うように釣果を稼げずに危うい展開でしたが、後半の激渋の状況で全員の釣果が伸びなかったこともあって、何とか優勝という結果になりました。釣技的には魚の活性を的確に判断する大切さを痛感する釣行になったように思います。次回は4月の開催ですので、水温も上がって、さらに魚の活性もアップするはずです。渋難しい釣りではなく、バリっという釣りができることを期待したいですね。(t.kobinata)

2/20 第3回競技会 結果
2月20日(日)、中潮。雨のち曇り、午後は晴れ間も。金沢漁港・木川丸仕立利用。参加12名。木更津沖水深20~23㍍前後。7:10出船、沖上がり14:15。
順位 氏 名    尾数 (釣座)  (長寸)
1位 小日向照夫 53.1尾 (左④番) 20.5㌢(HD59尾×0.9)
2位 佐近津里彦 33尾   (左⑥番) 21.5㌢
3位 岡村 一幸 32尾   (右①番) 20.0㌢
4位 中村 公準 31.2尾 (右②番) 22.0㌢(HD39尾×0.8) ☆
5位 佐久間資夫 29尾   (左②番) 21.0㌢
6位 坂井 一彦 28尾   (左①番) 20.4㌢
7位 尾崎 守男 28尾   (左⑤番) 19.3㌢
8位 加藤 雅行 24尾   (左③番) 19.5㌢
9位 松下 秀雄 18尾   (右⑤番) 20.0㌢
10位 鈴木  勝 17尾   (右⑥番) 20.0㌢
11位 佐藤  豪 13尾   (右③番) 20.0㌢
12位 三善信太郎  7尾   (右④番) 22.0㌢☆
☆大型賞/+2点
《賞品ご寄贈者/順不同・敬称略》
ありがとうございました。木川丸
  【釣座と釣果】
坂 井 28     岡 村 32
佐久間 29     中村  39
加 藤 24     佐藤豪 13
小日向 59     三 善  7
尾 崎 28     松 下 18
佐 近 33     鈴木勝 17

《釣っとひと言》 小型狙いでV2!    小日向照夫
 チーム一鱚一遊の今期第3戦も金沢漁港の木川丸での開催。数日前まで、雨&強風の天気予報が出ていて、開催が危ぶまれましたが、直前になって、予報が良い方に変わって、予定通りに開催できました。雨や風も朝のうちだけで、その後は良いコンディションになってくれましたね。
 今回は小柴沖や中ノ瀬を探ることなく、木更津沖に直行しました。今冬はシロギスの数が少なくて、あちらこちらに魚影があるような状況ではなく、シロギス船の多くが木更津沖の狭いエリアに集結しているようで、船長も迷わず、そのエリアを選択しましたね。
 私の釣り座は左舷胴の間。左舷はトモから佐近、尾崎、私、加藤、佐久間、坂井という並び。北風&下げ潮の時間帯が長そうなので、トモ寄りが有利になりそうです。そんな予想もあって、右舷トモの“シェフ”鈴木さんに「真ん中以上の順位じゃないと失格」などと軽口を叩いてしまいましたが、プレッシャーを掛けてしまったようで失礼しました(笑)。“名手”中村さんは右舷前2番で、これは厳しめのポジションになりそうです。
 開始早々からアタリが出ますが、釣れるシロギスは13㌢以下の小型が多く、掛け損じも多めです。普段の乗合船での釣行では小型は釣らないようなイメージで釣っているのですが、今回は尾数で競う競技会ですから、小型も釣らないと順位は上げられません。そんなことを考えて、小型にも餌を食い込ませられるように、ステイは長め、アタリを感知しても少し送り込んでから二呼吸くらい待ってからアワセに行くような釣り方をします。さらに、しばらくして、針の号数も8号から7号に落としました。
 思惑通りに小型も針掛かりさせられる比率も多くなって、数は順調に増やせています。食いが渋めなので、小型狙いでじっくりと釣っているのが良型の掛け損じも減らしているように感じますね。10時半過ぎには30に到達して、この時点では抜きん出た釣果になっていたと思います。ただ、小型が7割で、小型で数を稼いでいるという感じだったですね。
 メンバーからは、アタリが出ないとか、アタリが出ても掛けられないという感想も聞かれましたが、この日に関していえば、ゼロテンションで仕掛けを静止させるステイを長めに取った方がアタリは出やすい感触でした。リズムを早めにしてしまうと、シロギスが餌に食い付く前に仕掛けを動かしてしまうことになってしまうということだと思います。また、アタリがあっても掛けられないケースは、アワセのタイミングが早いのが原因だと思います。食いが渋め(食い込みが遅い)の状況でしたから、餌を飲み込ませるくらいのイメージで釣った方が掛け損じは少なくなりますね。それと、餌も太い部分は使わないとか、タラシを長めにしないとかの対応は必要だったと思います。
 その後、ペースが少し落ちましたが、12時に40尾、13時20分に50尾をクリアしました。しかし、13時頃から、魚の活性が上がって、シロギスのサイズも良くなって、食い込みも良くなったのですが、これには少し対応し損ねた感触もあって、釣果を伸ばし切れなかったのは反省かな。ここは、活性のアップに合わせた釣りにギアチェンジしなければいけませんでしたね。
 定刻の14時を少し過ぎた頃に納竿となって、最終釣果は59尾でした。後半に良サイズ主体に釣れたので、小型は半分以下になりましたね。外道はパックンチョがやや多めでした。
 競技結果は優勝!小型で数を稼いだ結果なので、あまり自慢できるような優勝ではありませんが、これも作戦の一つということで、お許し下さい。2位は終盤に釣果を伸ばした佐近さん、僅差の3位は潮尻ポジションながらも好釣果の岡村さん。中村さんは次頭釣果でしたが、前回優勝のハンデがあって、4位という結果になってしまいました。
 さて、3月の競技会も、まだ水温が低く、渋難しい釣りになることが想定されます。シロギスの動きが鈍く、餌の食い込みも遅いことをイメージして、できるだけスローに、じっくりと釣ることを心掛けてみたらどうでしょうか。(t.kobinata)

1/16 2022年度第2回競技会 結果
1月16日(日)、中潮。晴れ、ベタ凪、午後次第に南風強まる。金沢漁港・木川丸仕立利用。参加11名。小柴沖~中ノ瀬~木更津沖水深20~30㍍前後。7:00出船、沖上がり14:00。
順位  氏 名  尾数   (釣座) (長寸)
1位 中村 公準 49尾   (右①番) 21.0㌢
2位 小日向照夫 46.8尾 (左②番) 23.0㌢(HD52尾×0.9)
3位 加藤 雅行 42尾   (右⑥番) 21.0㌢
4位 佐近津里彦 40.5尾 (左①番) 23.0㌢(HD45尾×0.9)
5位 坂井 一彦 30尾  (左③番) 20.0㌢
6位 神野 圭造 29尾   (右⑤番) 23.0㌢
7位 岡村 一幸 28尾   (左⑤番) 21.5㌢
8位 佐久間資夫 24.8尾 (左④番) 23.8㌢☆(HD31尾×0.8) 
9位 尾崎 守男 23尾   (右②番) 22.0㌢ 
10位 松下 秀雄 23尾   (右④番) 22.0㌢
11位 鈴木  勝 20尾   (右③番) 19.0㌢
※9位・10位は同尾数・同長寸なのでシルバー優先
☆大型賞/+2点

【釣座と釣果】
佐 近 45  中 村 49
小日向 52  尾 崎 23
坂 井 30  鈴木勝 20
佐久間 31  松 下 23
岡 村 28  神 野 29
        加 藤 42

《賞品ご寄贈者/順不同・敬称略》ありがとうございました。
小日向照夫、木川丸 

《釣っとひと言》 緩めの釣りで逃げ切り    小日向照夫
今期2戦目のチーム一鱚一遊の競技会は木川丸での開催です。私は1戦目を欠場して、今回が初戦。昨秋に職場が変わって、原則、土日曜が仕事になってしまったので、これまでのように皆勤というわけにはいかなくなってしまいました。しかし、できるだけ休暇を取って、半分以上の参戦を目指したいと思っています。
 さて、今冬の落ちギスは各乗合船の釣果はトップで20尾台くらいと、厳しい状況になっています。私も1月2日、4日と常宿の根岸丸から釣行しましたが、いずれも10尾台後半の貧果に終わってしまいました。どの釣り場も魚影は薄く、魚が固まっているポイントも狭くて、かつ限定されている印象です。魚の群れが小さいので、競い合って餌を食うような状況ではなく、餌の食い込みも悪い(遅い)ように感じます。このような渋い食いに対応するには、ある程度は緩めのイメージを持って釣る必要があるというのが、今冬の私の感触です。
 今回は港前の小柴沖(シモサキ)からスタートしました。先月の釣行記で中村さんも書いていたとおり、シモサキは往年の落ちギスの主要ポイントで、私も懐かしい釣り場です。12月の当競技会ではシモサキでまずまずの釣りができたということだったので、個人的にはここで釣るのを楽しみにしていたのですが、残念ながら、この日はピリッとした食いはなく、早々に移動となってしまいました。それでも、30分程度の短時間で、私はシロギスを4尾釣ることができましたし、外道のアタリもあって、魚の気配は結構あったように感じました。ここで1日通して釣っても、相応の結果が出たようにも思います。
 小柴沖から本命釣り場の中ノ瀬に移動しましたが、大苦戦の釣りになってしまいました。約1時間ちょっと、中ノ瀬の何ヶ所かポイントを巡りましたが、どこも船中で型を見る程度の釣りで、これには船長も堪らず、木更津沖への転戦を決断。中ノ瀬はエリアも広いですし、シロギスは魚探に反応が出る魚ではないので、今期のように魚影が薄い時に、船長も良いポイントを当てるのは至難の業ということでしょう。結局、私は中ノ瀬では型を見ることはできませんでした。
 移動した木更津沖では早めに型を見ることができて、その後も良いペースで追釣できました。ただ、食いは相当に渋く、早いリズムの釣りでは掛け損じが多くなってしまうので、かなりじっくり&緩めに釣らないとダメな感触です。具体的には、ステイ(待ち)は長め、ステイ時は常に糸は張らない(ゼロ~マイナステンションをキープ)、アタリを感知しても二呼吸くらい待ってからアワセにいくというような釣り方です。そんな釣り方が嵌まって、程なく、ツ抜けをクリアして、この時点では他のメンバーを少し引き離していたと思います。
 その後、魚の活性も上がってきたようで、アタリも多くなって、食い込みも良くなってきました。ここは一気に釣果を伸ばしたいところでしたが、なかなか思うようにはいきません。一方、両ミヨシの佐近さん、中村さんはペースアップして、追い上げモードです。隣の佐近さんの釣り方を観察すると、私と同じ胴突き仕掛けで、割と早いリズムで釣っているように見えます。佐近さんの釣りを参考にしつつ、私も釣り方を修正しようとしますが、それまでのイメージを捨てきれず、魚の活性に合わせ切れなかったように思います。中村さんの釣りは言わずと知れたタイトな天秤の釣り。この時期、渋いシロギスを天秤仕掛けで釣ってしまうのは、神業の領域だと思ってしまいます。 途中、潮止まりの時間帯は食いが落ちましたが、その後は再び良い活性が戻ってきました。船長も狭いポイントを外さずに、魚がいる筋を丁寧に流してくれます。私はなかなかベストな釣り方を見つけられずにいますが、それでも、まずまずのペースはキープできているというところでしょうか。終盤、外道の小アジに好かれてしまった時間帯もありましたが、区切りの半束を超えて、52尾で納竿となりました。
 後半、佐近さん、中村さんの猛追に遭いましたが、ギリギリ踏みとどまることができて、何とか、竿頭。前半の貯金が効きました。しかし、1割減のハンデがあって、競技結果は第2位。優勝は後半、圧巻の釣りの中村さん。トモで好釣果の加藤さんが3位。佐近さんはハンデもあって、4位という結果でした。
【今回の仕掛け:胴突き2本針。ハリス1.2号35㌢(潮止まり時は30㌢)、ハリス上下間隔42㌢、捨て糸10㌢、オモリ15号、針はキススペシャル8号】

《初参加の釣っとひと言》  岡村 一幸
今回初めて参加させて頂きました。私は2年ぶりのシロギス釣りです。特に昨年からの厳しい状況は知っていたので、30匹目標で結果28匹、自分なりに楽しむことが出来ました。
やはりこの釣りは奥が深く微妙なアタリをいかに取り、針に掛けるか難しいなと感じました。競技会に参加するのは初めてで、緊張感があり、刺激的で参考になりました。年齢的に上達するのは難しいかと思いますけど、自分なりに努力して上位の皆さんに少しでも近づけるように頑張りたいと思っていますので宜しくお願いいたします。

2021.12/19 2022年度第1回競技会 結果
12月19日(日)、大潮。晴れ、次第に西風強まる。金沢漁港・木川丸仕立利用。参加9名。沖の根東側~中ノ瀬水深20~30㍍前後。7:10出船、沖上がり14:00。
順位 氏 名   尾 数 (釣 座) 長寸
1位 佐久間資夫 25尾   (右④番) 21.5㌢
2位 佐近津里彦 21尾   (左②番) 24.0㌢ ☆大型賞/+2点
3位 中村 公準 20.8尾 (右③番) 22.5㌢(26尾×0.8)
4位 神野 圭造 18尾   (右②番) 23.5㌢
5位 尾崎 守男 18尾   (右③番) 21.5㌢
6位 加藤 雅行 16尾   (左③番) 23.0㌢ 
7位 鈴木  勝 15尾   (右①番) 23.0㌢
8位 松下 秀雄  9尾   (左①番) 23.0㌢
9位 佐藤  豪  8尾   (右⑤番) 21.0㌢
★外道長寸記録更新 ヒラメ 50.0㌢/尾崎 守男
 (※前記録は43.0㌢/小林竜明/1999.11.21岩井沖/カワハギ例会)
  ※メゴチ26.5㌢は更新ならず 
(※記録は30.0㌢/伊東芳和/1992.6.28岩井海岸/シロギスボート例会)
  【釣座と釣果】
松 下  9     鈴木勝 15
佐 近 21     神 野 18
加 藤 16     中 村 26
尾 崎 18     佐久間 25
                   佐藤豪  8
《賞品ご寄贈者/順不同・敬称略》ありがとうございました。
  中村公準、木川丸

《釣っとひと言》 一鱚一遊 22シーズン 開幕戦 木川丸 中村 公準
22シーズン開幕はいつもの木川丸さんから始まりました。12月に入り、例年のプレ落ちを期待していましたが、直近の乗合釣果を見る限り、激渋を通り越した貧果で例会でなければ釣行を中止にしたくなるような前情報です。そんな中9名の猛者が集まり、お楽しみ抽選で引いた席は右3番、安定の胴の間。朝の風向きのうちは日当たり良好、高立地です。各自準備が整い定刻より少し早く出船となりました。
 最初のポイントは、漁港を出て直ぐの沖の根ブイ周辺・シモサキで開始です。水深は30㍍前後で、最近では中々攻めていなかったタナでリールに巻いたPEラインの色分けマーカーも久しぶりに見る色が新鮮です。かつては冬場の定番ポイントで何度も良い思いをさせてくれたシモサキでしたが、最近は小柴周辺での釣果がなかなか上がらず、乗合で入る事もありませんでしたが、落ちの白鱚に魅了され通い始めた頃、修業を積んだ懐かしい釣場です。
開始一投目、船中第一号は右大艫に入った佐藤さん。艫2番佐久間さんも取り込んでます。なぜか自分を素通りしてミヨシ2番神野さん、良型を抜きあげています。良い意味で予想を裏切った好スタート。流石の木川船長、匠のポイント選択が決まっています。程なくして自分も1尾釣る事が出来、追従スタートです。久々の深場、糸フケを極力出さないように確実なサミングでテンションコントロール。どうしても糸フケは出やすくなるので、シッカリと大きくしたロッド操作でハリスを確実に動かす。張った仕掛けで初めて天秤の先についた針まで操作することが出来ます。張る・緩めるの仕掛け操作が可能になり、誘いと食わせの間を作る事ができる。特に水深が深くなったり、風の強かったり潮が速くなったりで、糸フケが大きくなるような日は気をつけたいポイントです。
渋楽しい釣りに夢中になり、1時間少し小柴沖を細かく攻めた後、最近のメイン釣場中の瀬へ移動となりました。
ここまでの釣果は左舷胴の間の佐近さんが10尾でトップ、右舷では佐久間さんと自分が8尾、その他のメンバーも6尾前後と中々の接戦。最後まで集中力を切らさないよう注意です。中の瀬に移動しましたが、潮止まりも近づきマッタリモード。 たまに釣れるキスのサイズもイマイチ。船長も色々とポイントを移動して少しでも釣らせようと頑張ってくれますが、中々好転しません。最近時の釣果から見れば、非常に良い釣れっぷりで船長には大感謝です。
再び小柴へ移動となり、シモサキで最後まで釣る事になりました。折り返し時点での釣果は佐近さんが14尾、佐久間さんと中村が1尾差で追う展開…超接戦です。糸フケに注意、仕掛けの確実な操作。途中予報ほどではありませんでしたが、南風が出てきました。潮の流れ、風の影響、そして水深…糸フケが出やすい要素が高まってきます。
最後の1時間は佐久間さんとの大接戦、そんな中ミヨシの鈴木勝さん、神野さんの猛チャージ。釣りには不利な条件が重なってきましたが、皆さん最後まで集中して釣り切り、14時の沖上がりとなりました。最終釣果26尾で竿頭となりましたが、 ハンデにより順位は3位。でも良いスタートが切れたと思います。
直近の不振から悲惨な結果を予想していましたが、終わってみれば大満足。木川丸の船長とスタッフの皆さんに改めて感謝の開幕戦でした。次回1月・第2戦も皆で一鱚一遊しましょう。